【画像付き】ウイスキーの飲み方をわかりやすく解説

ウイスキーの飲み方
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≪押さえておきたいウイスキーの飲み方≫

今回は、ウイスキーを嗜むにあたって知っておきたい色々な「飲み方」について解説します。

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なんとなく“大人”でとっつきにくいイメージのある、ウイスキーの世界。どうせなら、おしゃれにかっこよく楽しみたいですよね。
そんな初心者の方の「はじめてのウイスキー」を応援するため、ウイスキーに関する基本的な知識や作り手のストーリー様々な楽しみ方を厳選して紹介します。

飲み方の豊富さがウイスキーの愉しさ

ひとくちに「ウイスキーを飲む」といっても、その飲み方には様々な種類があります。

飲み方の違いで、香りや味わいを大きく変化させながら楽しめるところも、ウイスキーの奥深さといえます。

スコッチ、アイリッシュ、バーボン、山崎や白州といったジャパニーズなどのウイスキーの種類や銘柄に応じた割り方その日の気分やシチュエーションに合わせた楽しみ方を知っておきたいですよね。

今回は、数ある飲み方の中でも代表的な8つの飲み方を厳選して紹介します。

ウイスキーの飲み方いろいろ

ウイスキーの飲み方

上の画像は、ウイスキーの主な飲み方を、アルコール感の強い順に並べたものです。

厳密に「アルコール度数」で並べているというよりは、「口に運んだ時に感じるアルコールの強さ」を基準に並べてみましたので、右にいくほど「飲みやすい」飲み方、として見てみてください。

それでは、アルコール感が強い(画像の左側)ものから順に紹介していきます。

飲み方の解説

ウイスキーの飲み方の解説その1

ストレート

ウイスキーを水で割ったり、氷を加えたりせずに飲むことをいいます。まさに”ウイスキーそのもの”の味をじっくり楽しむための飲み方といえます。

一般的にウイスキーはアルコール度数40度以上とかなり強いので、別のグラスにチェイサーを用意し、ウイスキーとチェイサーを交互に飲むことをおすすめします。

チェイサーによって、急激な酔いを避けるとともに、都度口の中をリフレッシュすることで、ウイスキーのおいしさを長く楽しむことができます。

チェイサーはミネラルウォーターが基本ですが、水でないといけないわけではありません。ウイスキーの味と合うようであれば、フレッシュなフルーツジュースをチェイサーとして楽しむのもいいかもしれません。

≪作り方≫
① グラスに常温のウイスキーを注ぐ
② 必要に応じ、チェイサーを用意する

特に、個性の強いシングルモルトなどは、一度ストレートで味わうことにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

オン・ザ・ロックス

ウイスキーの飲み方の定番「オン・ザ・ロックス」は、大きめの氷を入れたグラスにウイスキーを注いで飲む方法です。

オン・ザ・ロックスの魅力は、時間の経過ととも味と香りの変化を楽しめる点です。

最初はストレートに近い感覚でウイスキーそのものの味を楽しみ、次第に氷が溶けてアルコール度数が下がることで、また違った香りや口当たりを楽しむことができます。

冷えたグラスの手触りや、グラスと氷が触れ合う「カラン」という音も、大人の嗜みの時間を演出してくれます。

≪作り方≫
① グラスに大きめの氷を入れる
② ウイスキーを注ぐ
③ マドラーで軽くまぜて、完成

作り方自体はシンプルなので自宅でもおいしく飲めますが、グラスの形状や氷の質、仕上げのマドラーの使い方だけで大きく味が変わる飲み方でもあります。
ぜひバーなどに足を運び、プロのバーテンダーが作るオン・ザ・ロックスも味わってみていただきたいです。

ミスト

オン・ザ・ロックスの氷をクラッシュドアイスにしたものが、「ミスト」と呼ばれる飲み方です。

グラスいっぱいに敷き詰めたクラッシュドアイスにより、アルコール感を抑えてマイルドにウイスキーを味わえるとともに、涼しげな雰囲気を感じることができます。

お好みでカットレモンを添えると、より爽やかな味わいになります。

≪作り方≫
① グラスにクラッシュドアイスをたっぷり入れる
② ウイスキーを注ぐ
③ マドラーでしっかりまぜて、完成

意外と注文する人は多くない飲み方ですが、銘柄や気分によってこういった飲み方も選択できるようになると、ウイスキーがより楽しくなりますね。

トワイスアップ

ウイスキーを同量の水で割る(1:1)飲み方を「トワイスアップ」といい、最もウイスキーの香りを感じられる飲み方と言われています。

プロのブレンダーがウイスキーの味や香りを確かめる際にも、この「トワイスアップ」でテイスティングを行います。

脚付きのテイスティンググラスを使い、グラスを揺すって香りを立たせながらゆっくり味わうのがおすすめです。

≪作り方≫
① グラスに常温のウイスキーを注ぐ
② 常温の水をウイスキーと同じ量注ぎ、完成

ウイスキーと水は1:1と書きましたが、少しの加水量の違いで香りが大きく変化するのがウイスキーの面白いところなので、まずはストレートのウイスキーを用意し、少しずつ水を加えながら飲み進めて、一番自分好みの割合を見つけてみる、という楽しみ方もありだと思います。

ウイスキーの飲み方の解説その2

ハーフロック

ハーフロックはオン・ザ・ロックスの一種で、大きめの氷を入れたグラスに、ウイスキーと水を1:1で注いだものです。

オン・ザ・ロックスと水割りの中間くらいのアルコール感で、ウイスキーっぽさを残しつつ、角が取れたマイルドな味わいを楽しむことができます。

≪作り方≫
① グラスに大きめの氷を入れ、ウイスキーを注ぐ
② ウイスキーと同量の水を注ぐ
③ マドラーで軽くまぜて、完成

ウイスキーは試してみたいけど強いアルコール感は苦手、という方は、この飲み方からスタートしてみてはいかがでしょうか。

ホット

ウイスキーのお湯割りです。温めることで、アルコール臭も含めたウイスキーの香りが強く立つため、少し苦手な方もいるかもしれません。

割り方に厳密な決まりはありませんが、その銘柄の個性を感じられる範囲としてはウイスキーとお湯1:3くらいまでかと思いますので、お湯はウイスキーの3倍程度まで、を目安にお好みの割合を探ってみてください。

≪作り方≫
① ウイスキーを耐熱のグラスに注ぐ
② お湯を注ぐ(ウイスキーの2倍~3倍を目安にお好みで)
③ マドラーで軽くまぜて、完成

身体を内側から温められるので、ナイトキャップ(寝酒)として、また秋冬のキャンプの際などにおすすめです。

水割り

氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎ、水で割ったものが「水割り」です。

とても馴染み深い飲み方ではありますが、実は日本で独自に広まった飲み方で、海外ではほぼ見かけません。

トワイスアップやハーフロックよりも多くの水で割っており、また氷により温度も低くなるため、アルコール感が弱く非常に飲みやすい飲み方といえます。

≪作り方≫
① グラスに氷を入れ、グラスを冷やす
② ウイスキーを注ぎ、マドラーでしっかりまぜる。溶けた分の氷を足す
③ 水を注ぐ(ウイスキーの2倍を目安にお好みで)
④ マドラーで軽くまぜて、完成

アルコール度数も抑えられるので、会食の場での食前酒食中酒としてもおすすめです。

ハイボール

氷を入れたグラスにウイスキーを注ぎ、ソーダ水で割る飲み方を「ハイボール」といいます。

近年、日本でのウイスキー人気を盛り上げている立役者ともいえる飲み方で、大抵の飲食店でメニューとして用意されています。

アルコール感も穏やかで、少しビターな味わいと炭酸の清涼感により、どのような料理にも合わせられる万能な飲み方です。

≪作り方≫
① グラスに氷を入れ、グラスを冷やす
② ウイスキーを注ぎ、マドラーでしっかり混ぜる
③ ソーダを注ぐ(ウイスキーの3倍を目安)
④ マドラーで氷を持ち上げるように、一度まぜて完成

ハイボールであっても、使うウイスキーの種類や銘柄によって多様な味わいを楽しむことができますので、ぜひ色々試してみてください。

ハイボールにおすすめのウイスキー7選をこちらの記事でまとめてみました!

ウイスキーにおける加水の効果

ウイスキーは、その飲み方により、様々な味わいや香りを楽しむことができます。

その大きな要因は「加水」にあります。

何も加えずに飲む「ストレート」が、ウイスキーを最も楽しむ方法だと思われるもしれませんが、必ずしもそうではありません。

ウイスキーには様々な香り成分が含まれています。それらの性質は一定ではなく、「アルコール度数が高い状態で出てくる香り」もあれば、「アルコール度数が低い状態で出てくる香り」もあります。

ウイスキーに適度に水を加えてアルコール度数を下げることで、ストレートでは感じられなかった新たな香りを見つけることができます。

ウイスキーの本場スコットランドでは、ストレートのウイスキーとともに、グラスに入った水とスポイトが出される光景が一般的だといいます。

客はそれぞれ自分好みの加水量でウイスキーを楽しむことができ、ほんの一滴の水でもその味わいに変化が生じることを示す例です。

一本のウイスキーであっても、飲み方次第で様々な楽しみ方ができる。
こういった奥深さが、ウイスキーの大きな魅力です。

おわりに

今回はウイスキーをより一層楽しむための「飲み方」を紹介しました。

わかった気になっていただけましたでしょうか?

実際に嗜んでみてわかることもたくさんありますので、興味を持たれた方はぜひ一度お試しください。



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