これだけでOK!「知多」どんなウイスキー?からおすすめの飲み方まで

知多とは
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今回は、日本が生んだ革新的なシングルグレーンウイスキー「知多(ちた)」を紹介します。

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なんとなく“大人”でとっつきにくいイメージのある、ウイスキーの世界。どうせなら、おしゃれにかっこよく楽しみたいですよね。
そんな初心者の方の「はじめてのウイスキー」を応援するため、ウイスキーに関する基本的な知識や作り手のストーリー様々な楽しみ方を厳選して紹介します。

すぐに知多の商品情報を知りたい方は「知多の種類と価格」をどうぞ

知多 (ちた)とは?

知多の基本情報

知多は、日本のウイスキー造りの先駆けであるサントリーが手掛けた、国内では珍しい「シングルグレーンウイスキー」です。

ウイスキーの原酒には大きく分けて「モルトウイスキー」「グレーンウイスキー」の2種類があります。

大麦麦芽(モルト)100%を原料として造られるのが「モルトウイスキー」で、サントリーのウイスキーでは山崎や白州がこれにあたります。

一方、今回紹介する「知多」は、トウモロコシなどの穀物を主原料とする「グレーンウイスキー」に分類され、さらに、単一の蒸留所のグレーン原酒をブレンドすることによって造られる「シングルグレーンウイスキー」にあたります。

ウイスキーの種類についてはこちらで解説しています。

サイレントスピリッツ(=寡黙な蒸留酒)

個性が強く味わい豊かなモルトウイスキーは「ラウドスピリッツ」(=声高な蒸留酒)と呼ばれるのに対し、

比較的穏やかで軽い風味のグレーンウイスキーは「サイレントスピリッツ」(=寡黙な蒸留酒)と呼ばれます。

知多は、サイレントスピリッツの軽やかさを保ちながら、奥行きのある複雑な風味を併せ持つ、非常に味わい深い銘柄です。

サントリーが誇る“名脇役”

知多の歴史とエピソード

日本において初めて本格的なウイスキーの製造・販売を行ったサントリーが、山崎・白州に次ぐ国内3つ目の蒸留所として1972年に建設したのが「知多蒸留所」です。

山崎・白州がモルトウイスキーの蒸留所であるのに対し、知多蒸留所はグレーンウイスキーの蒸留所として建設されました。

ブレンデッドウイスキーの製造には、山崎・白州などのキーモルトに加え、味づくりを下支えする高品質なグレーン原酒の存在が不可欠です。

国際的なコンペティションで数々の賞を受賞している「響」や、かつて販売数量世界一を記録した「オールド」など、名だたる国産ブレンデッドウイスキーの味わいを長年支えてきたのが、知多蒸留所で製造されるグレーン原酒です。

日本の「製造技術」と「ブレンダーの技」

知多蒸留所では、世界でも類を見ない、単一蒸留所でのグレーン原酒の造り分けを行っています。

蒸留機を構成する各工程を巧みに使い分けることで、ヘビー・ミディアム・クリーンの3タイプの原酒を造り出し、各ウイスキーに合わせブレンディングを行います。

味わいのベースをつくりながらキーモルトの個性を引き出していくブレンディングは、熟練のブレンダーの匠の技により行われます。

そんな知多蒸留所の「蒸留技術」「ブレンダーの技」から生まれたのが、グレーン原酒のみで造られる「知多」です。

3タイプのグレーン原酒を、さらにホワイトオーク・スパニッシュオーク・ワインなどの樽で熟成させ、出来上がった多彩な原酒を絶妙なバランスでブレンドすることで、「知多」の軽やかながら奥行きのある味わいが生み出されます。

長年にわたり活躍してきた“名脇役”を、他の追随を許さないオリジナティを持つ”主役”へと変貌させた。

「知多」はそんな革新的な一面を持つウイスキーといえるでしょう。

知多の種類と価格

サントリーの主なウイスキー

知多には熟成年数やシリーズのラインナップはなく、1種類のみの製造ですが、試し買いをしやすいスモールサイズでの製品展開が行われています。

現在、フルサイズ(700ml)、ハーフボトル(350ml)、コンビニ限定販売の小瓶(180ml)の3サイズが販売されています。

ウイスキーの一杯分(シングル)は一般的に30mlなので、各サイズの内容量の目安は以下のとおりです。

フルサイズ(700ml)  =シングル   23  杯分
ハーフボトル(350ml) =シングル 11.5 杯分
コンビニ限定(180ml) =シングル     6 杯分

はじめて知多を飲む方は、リーズナブルな価格のコンビニ限定ボトルや、色々な飲み方を試すのに十分な量のハーフボトルからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

ウイスキーの飲み方についてはこちらで解説しています。

知多


《特徴》
軽やかな口当たりと奥行きのある味わいを併せ持ったグレーンウイスキー。
かすかに甘い樽香は、水やソーダで割ることで一層爽やかに香り立ちます。

《味わい》
口当たりよく甘くスムース。ほのかに甘い余韻。

《飲み方とおつまみ》
ハイボールで爽やかな香りを味わう。ひと手間かけるなら、レモンやライム、スダチのスライスを添えて。
軽い口当たりなのでどんなおつまみとも合いますが、繊細な味わいの和食と特に相性抜群です。

サントリーは、知多以外にも様々なウイスキーを販売しています。

ジャパニーズシングルモルトの代表格である「山崎」「白州」、世界的にも評価の高いブレンデッドウイスキー「響」や、5か国の蒸留所の原酒をブレンドしたワールドウイスキー「碧 Ao」など、どれも一度は試していただきたい銘柄です。

興味を持たれた方は、ぜひジャパニーズウイスキーの世界を深掘りしてみてください。

おわりに

今回は軽やかな味わいが人気のシングルグレーンウイスキー「知多」を紹介しました。

わかった気になっていただけましたでしょうか?

実際に嗜んでみてわかることもたくさんありますので、興味を持たれた方はぜひ一度お試しください。


おすすめの飲み方

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